放課後等デイサービスのホームページ作り方・活用法

効果的な構成とSEO対策

放課後等デイサービスのホームページは、利用を検討中の保護者にとって事業所の第一印象を決める非常に重要なツールです。​

多くの保護者は見学前にホームページをチェックし、そこで得られた情報や雰囲気で「ここに問い合わせしてみようか」と判断します。
「インターネット上に情報がない事業所は存在しないも同然」と言われるほど、ホームページの充実は集客に直結します。
本記事では、放課後等デイサービス事業者向けにホームページの作り方と活用方法を詳しく解説します。効果的なページ構成のポイント、盛り込むべき必須コンテンツ、検索エンジン対策(SEO)やGoogleビジネスプロフィールとの連携、そしてホームページ経由で問い合わせを増やすための戦略まで取り上げます。既にホームページをお持ちの事業者の方も、リニューアルや改善のヒントにぜひお役立てください。

ホームページの押さえるべきポイント

ホームページを作るにあたって闇雲にデザインを始めるのではなく、まず全体のコンセプトと目的を明確にしましょう。放デイのホームページに訪れる人は主に「利用を検討している保護者」か「支援者(相談員や児童相談所などの関係者)」です。それぞれに伝えたい情報を整理し、サイト全体の構成を計画します。

メッセージの設定

事業所の理念や特徴を端的に表すキャッチコピーを考えます。例えば「遊びの中で社会性を育む放デイ」「チャレンジを下支えする◯◯(地域名)の放デイ」など、一目で施設の強みや方針が伝わるフレーズをトップページに掲げます​。これにより訪問者の心をぐっと掴み、「ここは○○に力を入れているんだな」と好印象を残します。

ターゲットのニーズを意識する

前提として、保護者がホームページで何を知りたいかを念頭に置きます。
前項で触れた通り、多くの保護者は「支援内容」「場所・時間」「雰囲気」「スタッフ」「お友達の雰囲気」などを確認したいと考えています。それらが漏れなく提供できる構成にしましょう。

プロに頼るか自作するか

ホームページ制作はWeb制作業者に依頼する方法と、Wixやペライチ、WordPressなどを使って自作する方法があります。予算に応じて選択してください。プロに依頼すればデザイン性やSEO内部対策で有利ですが、数十万円程度の費用がかかります。一方、自作の場合は費用はかなり抑えられますが、見栄えや機能面で課題が残る場合も。まずは簡易なサイトでも公開し、その後必要に応じて私たちのようなプロの力を借りるという段階的アプローチも有効です。

以上を踏まえた上で、次に具体的なページ構成必須コンテンツについて見ていきましょう。

効果的なページ構成と必須コンテンツ

放デイのホームページでは、以下のような基本ページを用意すると良いでしょう​。それぞれのページで何を載せるべきか解説します。

1.トップページ

何よりホームページの玄関。ファーストビュー(画面最上部)に先述のキャッチコピーと印象的な写真を配置し、事業所の雰囲気や理念を伝えます​。
例えば子ども達が楽しそうに活動している写真と「笑顔あふれる放課後を、○○で。」のコピーなどです。
また、トップページには他の各ページへのナビゲーションを分かりやすく配置します​。メニューやバナー等で「支援内容」「事業所案内」「理念」「活動内容」など主要情報へすぐ遷移できるようにします。
トップページ自体にも事業所からの紹介文を載せ、最新のお知らせ(イベント情報やブログ更新情報)なども掲載すると動きのある印象になります。

2.療育・支援内容のページ

「療育内容」「プログラム紹介」などの名前で、事業所で提供している支援や活動内容を詳しく説明します。​
具体的なプログラム(学習のサポート方法や、運動療育、SSTの詳細等)や1日のスケジュール例を載せましょう​。
写真やイラストを交えて、子ども達がどのように過ごすかイメージできるようにします。「放課後◯時に学校へお迎え→事業所で宿題→おやつ→個別療育→全体活動→送迎で帰宅」など具体的な流れを書くと、初めて放課後等デイサービスの利用を検討する保護者も安心です。

3.事業所案内(施設・会社概要)ページ

事業所の基本情報を掲載するページです。​

所在地住所(Googleマップ埋め込みとGoogleマップへのリンク)、電話番号、営業時間とサービス提供時間、定休日、定員、運営法人名や事業所番号などを明示します。
建物や設備の写真もここに載せましょう。「メインフロア」「静養室や療育室」「トイレ」「送迎車」「バックルーム」などの画像を添えるとすごくイメージしやすくなります。また、スマホで見る保護者がワンタップで電話発信できるよう電話番号はテキストリンクで記載しておくとちょっと便利です​。

4.スタッフ紹介ページ

支援にあたるスタッフ一人ひとりを紹介するページです。​
資格(児童指導員や保育士、教員免許など)や経歴、得意分野、支援に対する想いを書きます。可能であれば写真やイラストも掲載しましょう。「どんな人に子どもを預けるのか」は保護者にとって大きな関心事です​。
笑顔の写真と熱意あるメッセージで、親しみと信頼感を持ってもらえるよう工夫します。「◯◯の支援に10年以上携わっています」「子ども達一人ひとりの小さな変化も見逃しません」といった具体的かつ温かみのある文章が効果的です。写真はちょっと恥ずかしいと思われる職員も多いと思うので、イラストがいいかもしれませんね!スマホアプリから簡単に写真を加工できます。

5.利用案内ページ

利用までの手続きやルールを説明するページです。​
利用対象(年齢や障害種別)、利用料金(自己負担額の表)、送迎の有無(+対応エリア)、受給者証の有無、受給者証発行の流れ、相談方法などをQ&A形式でまとめると分かりやすいでしょう。
また、「見学や体験利用は随時受付中」「現在、○曜日に若干名空きあり」など最新の受け入れ状況を日付入りで書いておくと、保護者が行動に移しやすくなります。

6.お問い合わせページ

保護者が質問や見学申込みをできるページです。​
電話番号とメールアドレスを記載し、可能であれば入力フォームを設置します(フォーム設置には多少コストや技術が必要ですが、あると便利です)。問い合わせフォームでは「お名前・お子様の年齢・連絡先・相談内容」を入力してもらうようにし、送信後には自動返信メールを出す設定にしておくと親切です。電話問い合わせの受付時間や担当者名も書いておくと尚〇です。

よく見かけるちょっと微妙なお問い合わせページ

せっかく保護者が気になってお問い合わせページまで辿りついたの、フォームへ入力する欄が多すぎる事業所を見かけることが多いです。ここで離脱してしまったら、非常にもったいないので、なるべくフォームは簡素化し、後日電話応対の際に細かくヒアリングされると良いかと思います。

7.ブログ・お知らせページ

日々の活動報告やイベント告知、事業所からの連絡事項等を発信するページです。​
週1回程度でも更新があるとサイト全体が活発な印象となります。「今日はみんなで◯◯公園へ行きました」「ハロウィンイベントを開催しました」など写真付きブログに対してその効果や思惑などを記載すると、保護者が放デイでの様子を知る貴重な情報源になります。ただし更新が負担で長続きしない場合に限り、SNSやGoogleマップで代用し、ホームページからリンクを貼る形でも問題ありません。

以上が基本的なページ構成です​。
各事業所の特徴や提供サービスに応じて、必要に応じてページを追加してください。例えば「実際の支援内容と効果」「よくある質問(FAQ)」などのページを用意すると、信頼度向上や問い合わせ誘導に役立つでしょう。

ホームページのSEO対策とGoogleビジネスプロフィール活用

せっかく充実したホームページを作っても、検索結果で上位表示しクリックされなければ見てもらえません。

そこでSEO(検索エンジン最適化)対策を施し、地域の保護者に見つけてもらいやすくしましょう。また、Google検索結果で目立つGoogleビジネスプロフィールも活用します。

基本的なSEO対策

地域名+対策キーワードを盛り込む

ホームページ内の文章に地域名(市区町村名)と「放課後等デイサービス」「児童発達支援」などの関連キーワードを適切に入れます​。
例えば「○○市 放課後等デイサービス ○○(事業所名)」をタイトルタグに含める、トップページ冒頭に「○○市にある放課後等デイサービス ○○(事業所名)です」と記載する等です。ただし不自然に詰め込みすぎると逆効果なので注意してください。

適切な見出し構造

文章内でh1h2などの見出しタグを正しく使い、検索エンジンが内容を理解しやすい構造にします。例えばh1見出しをタイトルタグに設定し、「支援内容」「スタッフ紹介」といったセクションタイトルはh2見出しにする、といった具合です​。専門知識がない場合は、私たちのようなプロへご相談いただいた方が望ましい対応をしてくれます。

ページ表示速度とモバイル対応

スマホで閲覧する保護者が中心となるため、モバイルフレンドリーなデザインは必須条件です(最近のホームページ制作サービスは自動対応が多いです)。
また画像サイズを最適化する等してページ表示速度を速く保つこともSEO上重要視されています。写真が多い放デイサイトでは、画像を適度に圧縮し、必要以上に大きなファイルを載せないよう気をつけましょう。

メタディスクリプション設定

検索結果に表示されるページの説明文(メタディスクリプション)を各ページ設定します。「○○市の放課後等デイサービス△△です。学習支援にこだわり、お子様それぞれの凹凸に対してきめ細かな支援の提供心がけております。」など約120文字程度で魅力を伝えます。これにより検索ユーザーのクリック率が向上します。

被リンク獲得

他のサイトから自社ホームページへのリンク(被リンク)があるとSEO的に有利です。

地域の子育て関連サイトや、先述の放デイ情報サイト、不登校のブログ等に掲載されれば自然とリンクされる場合があります。またSNSでホームページURLをシェアする、保護者向けのメールやLINEで紹介するなど地道な施策も効果があります。多くの場合、統一した正規URL(wwwの有り無し等)を意識した方が良いと考えております。

Googleビジネスプロフィールの活用

Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)に事業所情報を登録すると、Google検索やGoogleマップでの露出が高まります。無料で簡単に始められるので必ず活用しましょう。

基本情報の充実

事業所名、住所、電話、営業時間、ウェブサイトURLを正確に登録します。カテゴリは「障害者向けサービス&支援組織」など該当するものを選択。紹介文にはサービス特徴や対象年齢などを書きます。

写真の投稿

建物の外観、内観、活動風景などの写真を複数アップしましょう。利用者が視覚的に雰囲気をつかめます。職員全体のGoogleアカウントを予め紐づけておくと、スマホで手軽に投稿できるので、季節のイベントごとに写真を追加すると常に新鮮な印象になります。

口コミへの対応

利用者の保護者が口コミ評価を投稿してくれることがあります。ナチュラルな口コミが増えるよう、普段から満足度向上に努めます。投稿された口コミには管理者として返信できます。感謝の返信や丁寧な対応・真摯な対応を見せることで印象アップにつなげます。

投稿機能の活用

Googleビジネスプロフィールには「新着情報」やイベントを投稿する機能があります。全体告知やブログ更新、支援に対する想い等の適宜投稿すると、検索時に事業所情報と共に表示され目を引きます。

こうしたGoogleビジネスプロフィールのような無料ツールをフル活用することで、「放課後デイサービス ○○市」のような検索で施設自体を目にしてもらえる可能性が大幅に高まります。ホームページとあわせて運用していきましょう!

ホームページを活用した問合せ(リード)獲得戦略

最後に、ホームページを実際の問い合わせ(リード)につなげるための工夫を紹介します。単に情報を載せただけでなく、「問い合わせしたい」「見学してみたい」と保護者に思ってもらう仕掛けが重要です。

明確なCTA(行動喚起)を配置

各ページにお問い合わせフォームや電話番号へのリンクボタンを目立つ形で設置します。例えば「見学をご希望の方はこちら」「お気軽にお問い合わせください(TEL:000-0000-0000)」といったボタンを常に画面上部やサイドに表示させておくと、興味を持ったタイミングですぐ行動してもらえます。

内部リンクの活用

ホームページ内の関連情報同士をリンクで繋ぎ、保護者が知りたい情報にスムーズに辿り着けるよう工夫します。

例えば支援内容紹介ページの末尾に「ご利用の流れは利用案内ページへ」などの案内を入れる、スタッフ紹介ページからお問い合わせページへのリンクボタンを配置する等です。回遊性が高まれば、興味・関心も深まり問い合わせ率が上がります。

保護者の声や成功事例の掲載

実際に通われている利用保護者からのメッセージをいただくことは秘匿性のある事業上少し難しいです。ただ、卒業された利用保護者から成長エピソードなどを伺い掲載できれば非常に効果的です。「初めは落ち着きがなかった我が子が、こちらでの支援で授業中最後まで座って参加できるようになりました!(ご卒業された保護者様より)」といった生の声は、他の保護者にとって大きな安心材料です。

アクセス解析と改善

ホームページを公開したら、Googleアナリティクスやサーチコンソール等でアクセス解析を行いましょう。どのページがよく見られているか、検索ワードは何か、問い合わせに至った導線はどれか等を把握できます。それを元に「人気ページに問い合わせ誘導を追加する」「アクセスの少ないページは内容を見直す」といった改善を続けていくと、徐々にコンバージョン率(問合せ率)が向上します。

非常に有意義なツールのため以下に記載します。

以上のように、ホームページは作って終わりではなく運用して育てていくものです。支援と同じですね。特に放デイは利用者ニーズや競合状況が変化しやすい分野ですので、毎月~四半期に一度はサイト内容を見直し、最新情報への更新や必要なページ追加を行うと良いでしょう。

まとめ 放デイホームページは最強の集客ツール

ホームページは、放課後等デイサービスの魅力を24時間伝え続けてくれる強力な集客ツールです。
効果的なページ構成と充実したコンテンツで保護者の信頼を勝ち取り、適切なSEO対策で多くの人に見つけてもらえるようにしましょう。
さらに、問い合わせにつなげる導線を工夫すれば、ホームページ経由での利用申込みも増えていくはずです。 もしまだホームページが未公開であれば、今回紹介したポイントを参考にホームページの開設・公開を検討してみてください。

既にお持ちの場合も、構成や内容を見直すだけで反応率が向上する可能性があります!
また、Googleビジネスプロフィール等の無料サービスも並行して活用し、オンライン上での存在感を高めましょう。

最後に、ホームページはあくまで手段と考えております。
大切なのは皆さまの事業所が提供する支援そのものの品質であり、そこで生まれる笑顔や成長がそのまま利用率つまりは売上にダイレクトに影響します。

そうした魅力を可能な限りホームページで発信し、必要としているご家庭に届けることが私たち「とある放デイのはなし」の使命です。ホームページを味方につけて、多くのご家庭との素敵なご縁を繋いでいくご支援ができれば幸いです。
ホームページ作りに関して不安な点があれば、専門業者への相談も検討しましょう。まずは本記事を参考にご自身でホームページ診断を行い、改善できるところから着手してください。魅力あふれるホームページが、きっと未来を明るくしてくれる一助となることを切に願っております。


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