SEO対策は外部企業(SEOコンサルティング会社など)に委託するのではなく、自社内ですべてのSEO対策を完結することが望ましいと考えております。秘匿性の高いニーズを含む検索をユーザー(ご家族や相談員さん)が行うので、放課後等デイサービスのWEB集客と相性がいいのもSEOの特徴の一つです。
SEO(Search Engine Optimization)とは、Googleのような検索エンジンの評価アルゴリズムを考慮してWEBサイトを最適化し、検索結果の上位に表示させるための対策です
SEO対策のインハウス化(内製化)には、SEO業者へ外注するよりもコストを抑えられる、社内にノウハウを蓄積できるなど様々なメリットがあるため、多くの企業がインハウスSEOに取り組んでいます。
一方で、実際にインハウスSEO対策を成功に導くためには膨大な知識と情報が必要となります。SEO対策の経験者やインハウスSEOに割ける十分な人材がいなければ失敗する危険性さえあります。
SEO対策をインハウス化(内製化)する4つのメリット
自社でSEO対策を行うと、メリットとしては次の5つが挙げられます。
- コストを大幅に削減できる
- PDCAサイクルを望むスピード感で実施できる
- 社内にSEO対策のノウハウを蓄積できる
- 継続な新規集客ができる
- 外部SEO業者の話を鵜吞みにして失敗するリスクを下げられる
1.SEOは自社対策で大幅なコスト削減
放課後等デイサービス事業者が、外部業者を頼らず自社対策をすると得られる最大のメリットの一つがコスト削減です。外注費用はSEO業者によって様々です。数万円~数百万まで本当に様々です。
「予算があって数百万円くらいなら…」と思われる方もいるかもしれませんが、注意すべきはこの費用は一時的なものではないということ。
Googleの検索アルゴリズムは日々アップデートを繰り返しているため、変化に応じて都度サイトやコンテンツを更新していかなければ、検索結果で上位表示し続けることは難しいのです。
つまり、外注業者に頼りっぱなしのSEO対策は、いつまでも自社にノウハウが溜まらず、今後もSEO業者に費用を支払い続けなければなりません。残念ながら悪質なSEO業者も多いですしね…
2.PDCAサイクルを早く回せる
放課後等デイサービス事業者が自社でSEO対策を行う二つ目のメリットとして、PDCAが自社がいいと思える速度感で回せることです。
PDCA(ピーディーシーエー)とは、「Plan(計画)」「Do(実行)」「Check(評価)」「Action(改善)」の頭文字をとった言葉です。この4つのサイクルを繰り返し行うことで、継続的な業務の改善を促す手法・フレームワークです。
Googleなどの検索エンジンは「ユーザーにとって価値のあるコンテンツ」を検索結果の上位に表示させ、ユーザーの利便性を向上させています。自社が書いたコンテンツを上位表示させるためには200以上存在するアルゴリズムに沿って、日々SEOで評価される施策を打たなければなりません。
しかし、このアルゴリズムは日々アップデートするため、外注した企業からの指示待ちでは取り組むことが遅くなる可能性があります。つまり、SEO対策をインハウス化できれば、いち早くSEO施策を打つことができ、競合施設に比べて差をつけることができます。
インハウスSEOのPDCAイメージ
SEO対策は、長期的な取り組みが必要です。PDCAサイクルを自社都合で回すことで、成果を上げながらSEO対策を継続していくことができます。PDCAサイクルを回す具体的な施策例をいくつかご紹介します。
計画(Plan)
- 自社の強みや弱みを分析し、SEOで狙うキーワードを決める(サーチコンソールというツールを使用します)
- 競合サイトの分析を行い、自社サイトの改善点を洗い出す
実行(Do)
- 内部対策(サイト構造やコンテンツの改善)や外部対策(被リンク獲得)などの施策を実施する
評価(Check)
- 検索順位や流入数などの指標を測定して、効果を評価する
改善(Action)
- 効果が不十分な場合は、施策を見直し改善する
PDCAサイクルを回すには、まず自社のWebサイトの現状を把握することが重要です。競合サイトの分析やキーワードの選定などを行い、自社サイトの強みや弱みを理解します。
自社対策のSEOは放課後等デイサービスの職員が行うことになるため、外部のSEO業者にいちいちビジネスモデルを説明する手間が省けたり、どういったキーワードが望ましいかの選定や仮説はSEO業者より、放デイ業界の長い自社職員の方が知っていることも多く、メリットが止まりません!
3.インハウスにすることで社内にノウハウを蓄積できる
インハウスSEOを行えば、社内にSEO対策のノウハウを蓄積することができます。
SEO対策のノウハウを蓄積すれば、SEO対策ができる人材を育成していくことができるようになり、自社サイトのSEO対策をより強固なものにしていくことも可能ですし、何よりそのナレッジこそが最大の資産だと考えています。長期的な視点を持ってSEO対策を行いたいのであれば、インハウスSEOに取り組むことをおすすめします。
4.費用対効果に優れた継続的な集客
Googleが掲げるユーザーファーストをしっかと理解していれば、大きなトラブルがない限り、一度上がった順位は大きく下がることは少ない気がします。もちろん順位は日々上下します。
外部のSEO業者を使用していると何らかのトラブルで契約が終了した際に、これまで行ってきた対策が減り順位が徐々に下がる可能性があります。
このようなことを防ぐためにもインハウス化してしまえば、SEO対策が止まることはなく、継続してWEBからの流入数を増やすことができます。
5.SEO業者はブラックボックスが多すぎる
残念ことに悪意があるSEO業者もまーまー存在します。もちろんサイトにはいいことが記載されているので見抜くことは困難です。SEO業者は施策内容をすべて開示しない業界です。月額費用が掛かっていてもほとんど何も対策は行っていないパターンの輩も存在するようです。Twitter(現在のX)を見ていると、この人大丈夫かなって感じてしまう自称コンサルがいっぱいいます。涙
こうしたリスクをコントロールするためには、以下の点に注意すべきです。
1.実績を重視する
- 実際に検索したキーワードで上位表示できた実績がある業者を選ぶ
- 実績が具体的に記載されている業者を選ぶ
2.効果検証を行う環境を整える
- 施策内容や効果を定期的に報告してくれる業者を選ぶ
- 自社でも効果を測定できる体制を整える
悪意のあるSEO業者の施策は、Googleの検索結果の信頼性を損なうだけでなく、企業のビジネスにも大きな損害を与える可能性があります。効果的なSEO対策を行うためには、専門知識や経験が必要なため、信頼できる業者を選ぶことが重要です。
つまり、インハウス(内製化)SEOと同じレベルの知識が、SEO業者選定時に必要になります。
インハウスSEOはメリットばかりではありません。内製化(インハウス)を行う前に知っておきたい、デメリットを見ていきましょう。
SEO対策の内製化で生じるデメリット
SEOのインハウス化(内製化)には様々なメリットがある一方で、デメリットもあります。インハウスSEOを行うことのデメリットとしては、次の3つが挙げられます。
- SEOに関する専門知識が必要
- トレンドを収集し続けないといけない
- 業務量に対応できず、成果が出ないことがある
1.SEOやGooleに関する専門知識が必要
SEOの専門知識がないと、現状のWEBサイトやブログにおいて、どこに課題があるか分からず、どのように進めていいか分かりません。
ネット上で検索すると、SEO対策に関する情報はありますが、全て正しいとは限りません。日々Googleの評価は変化するため、これまで行っていた施策の評価が大きく変わることもあります。 SEOのアルゴリズムは数百以上存在すると言われているため、専門知識がないと全く意味のない施策を打つことにもなります。
仮にSEO対策で悪影響を及ぼす施策をしてしまえば、ペナルティを受ける危険性があるため、絶対に避けなければなりません。
SEOの専門知識がないと施策の仮説検証ができません。打った施策が正しいかを判断する基準がないため、いつまでも成果が出ない現状に焦りを感じ、途中でSEO対策を放棄してしまう企業が多くいます。それではインハウスSEOどころか、SEO対策自体に成果がでないため、無駄な人件費や工数を割くことになります。
2.トレンドを収集し続けないといけない
外部に委託する場合は、SEOのトレンドやノウハウを外部業者から提供してもらえます。一方、インハウスSEOの場合、自社でSEOのトレンドやノウハウをキャッチし、施策に反映していく必要があります。
SEOの評価は日々変化するため、常に最新の情報を把握することが重要です。トレンドを正しく理解し、自社サイトに適した施策を実施することで、検索結果で上位を獲得することができます。
3.業務量に対応できず、成果が出ないことがある
小さな施設がインハウスSEOを行う場合、膨大な業務量が発生する可能性があります。特に開始直後の数か月は少し大変です。
SEO対策は、大きく分けて「プラスに働く要因」と「マイナスに働く要因」の2つに分けられます。
SEO対策の基本は、まず「マイナスに働く要因」を改善することです。そのため、土台が整っていない会社では、改善項目が多く、業務量が多くなります。
マイナスに働く要因を改善しきれないまま、プラスに働く要因の施策を行うことは難しいです。そのため、中途半端な施策しか打てず、思うような成果が得られにくい可能性があります。
インハウスSEOで発生する仕事の全体像
- ターゲットとなるお母さん・お父さんの設定(ペルソナなんて言ったりします)
- 競合分析・自社の現状分析
- コンテンツを企画・選定
- 記事ライティングスキルの確認
- キーワード設計
- タイトルやディスクリプションのSEOキーワード対策
- Webサイトのデザインの設計・操作性の改善
- サイト内の対策キーワードの比率(出現率)を高める内部最適化を行う
- h1タグ(大見出し)の対策
- 評判の良いサイトからの被リンクを獲得する外部リンク対策を行う
- 内部リンクの増設やサイトマップの作成などの内部リンク対策を行う
- 記事校正・リライト
- コンテンツの実装
- Googleビジネスプロフィールの運用開始
- 順位動向の調査
- アクセス解析
- コンバージョン(新規問い合わせ)の分析
- コンテンツ・キーワードの精査
- 上記業務の改善
ごめんなさい。ちょっと書ききれないです。。。
インハウスSEOを行うには、最低でもこれほどの業務量をこなさなければなりません。 SEO対策の経験やインハウスSEOに割ける人材が多いのであれば対応可能ですが、未経験で人材も少ない状態なのであれば(だいたいは社長さんが頑張るパターンがtoaru.jpでは多い)、1からインハウスSEOを始めるのは大変。また、どこからテコ入れをするかも重要になってきます。
インハウスSEOの第一歩はライティング
とあるSEOとでも言いましょうか。笑
toaru.jpでは1・2・3・5・6・7・9をtoaru.jpから放課後等デイサービス市場にチューニングした項目を提出いたします。4・8・10~19を学んでいただきます。
つまりSEO対策の第一歩目は、記事を書くところから始まります。
なぜなら、SEO対策は”content is King(コンテンツが王様) “と言われるほど、ユーザーにとって良い記事を作成することが重要だからです。
とはいっても、「SEO対策で効果的なライティング方法がわからない」という方も多いはず。そんな方は、インハウス化の第一歩として、「SEOライティング完全マニュアル」をtoaru.jpから提出しております。
まとめ
放課後等デイサービス事業者にとって、SEO対策はアクセス数の拡大や新規顧客の獲得に欠かせない最も大切な施策です。
しかし、短期で成果を出すことは難しいため、中長期的に継続する必要があります。インハウスSEOを実現できれば、外部業者に依頼するよりも低コストで大きな成果を上げることができます。ただし、SEOの専門知識やスキルが必要となるため、担当者の設置やSEOツールの活用をするのが望ましいです。まずはとある自身にご相談いただくのが吉だと思っております。
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